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月夜の話


「30年以上前ですが、癌で亡くなった姉に連れて来てもらいました」


実はこの方記憶に残っていて、35年前の開店当初に回数にしたら5、6回、名前も知らず顔の記憶ももうないのですが、プロの三味線奏者で最後にお会いした時に、涙ながらに実は癌なんですとの告白をお聞きしたので、印象に残っておりました。

「姉の記憶に残る方に会えて、感動しました。墓前でこの話を報告します!。』

何となくハスキーな声の方だった事などを思い出したりして、442年ぶりに巡ってきた月の天体ショーの夜に、ちょっとジーンとした夜でした。


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昨年亡くならた作家の伊集院 静氏 お酒好きでお酒にまつわるエッセイを数多く執筆されてましたが その中の一節 「いいバーには寡黙なバーテンダーが必ずいる」 「開店当初のマスターは無口で怖かった!、今みたいに気軽に話なんかできなかった」っと30年来の常連さんは言いますが・・・ 若い時はお店が忙しかったのもありますが、独立前働いていたお店ではちゃんと商品を提供するのが第一、会話は必要最低限が基本 会話ス

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